どうも、永遠の迷える子羊、Castella (カステラ女王様 @Rainha_Castella )です。普段は医師免許持ってることも忘れて、優雅で怠惰な隠居生活送って。。。送ってるつもり。。。だったけど、最近なんか忙しいよ? 相変わらず、無職 隠居中だし、お昼寝の時間は死守してるけど。
そうなんです、私たち(日本人ママ友仲間)、3人でNPO法人作ろうとしてるんです。
しかも、私たち、ガチの素人。
この記事はただの日記に近いです。
カナダで社長になりたい人や起業したい人には(ちょこっと)役立つかも。
目次でサクッと把握
カナダで素人おばちゃんがNPO法人作ることになったいきさつ
教え合いっこしてるだけのつもりだったのに
元は、日本人のママ友で集まって子供に勉強の教え合いっこしてたつもり。。。だったのが、なんか当初思ってたより規模が大きくなってしまって。。。
規模が大きくなっちゃったんで、お金出し合って先生雇おうとしたら、税金払わなくちゃいけないことに気づいて、NPO法人化することになった。。。という流れ。
普通に会社作る(単なる法人化)作ってもいいらしいんだけど、NPO法人なら税金が安いんだって。
いや、本当の本当に知らなかったんですよ。私だけじゃなくて、他の2人も。
知らなかったでは済まされないらしい
でも、知ってようが知らなかろうが、お金出し合って誰かを雇うってことは、雇用主になるらしい。
まじっすか!?
そして、お金出し合ったり、誰か雇ったりするからには、ちゃんとカナダの税務署に申請しないと、重大なルール違反になるらしい。
まじっすか!?
私たち、1セントも稼いでないのに、雇用主。。。
それでもって、雇用主って、被雇用者に対して、労災保険やら失業保険やら年金やら払わなくちゃいけないらしい(カナダでも)。っていうか、労災保険とか失業保険って英語でなんていうの?
有給休暇分の支払い??? Vacation pay って何それ美味しいの?
先生達の謝礼からも失業保険やら年金やらが引かれるらしい=つまり、手取りが減るってこと。
さらに、保護者から、集めたお金にも税金がかかるらしい。13%かよ!
カナダでNPO法人つくり隊メンバー
一応、メンバー紹介
赤レンジャー:
- カナダでカナダ人の生徒相手に言語療法士やってる人
- 英語はカナダ生まれのカナダ人より上手い、フランス語も普通に話せる
- 日本語苦手とか謙遜してたけど、んなことなかった!
- 物静かだが熱い
青レンジャー:
- フランスでビュジュアルアートやってた人(今は私と同じ隠居仲間)
- フランス語はカナダ生まれのカナダ人より上手い、英語も普通に話せる
- 日本語苦手とか謙遜してたけど、んなことなかった!
- クールかつ慎重
黄レンジャー:カステラ女王様=アテクシ
- 英語苦手、フランス語ほとんどわからない
- カナダでマトモに働いたことない(バイトならある)
- 日本語得意とかエラソーだったけど、んなことなかった!
- カステラ好き、ラーメン好き、ハウステンボス好き、常に偉そう
う〜む。このメンバーに私がいていいんだろうか♥
カナダでNPO法人を作るにあたって、何が分からないのかすらも分からなかったはずが。。。
私以外のメンバーは英語もフランス語もできる、超有能な素敵ママたちですが、カナダでも日本でも雇用主になったことは当然ありません。何が分からないのかすらも分からなかったのです。だって、11月末まで、法人化しなくちゃいけないこと自体知らなかったし!
青レンジャー、さくっと資料を集めてくる
法人化はしなくちゃいけない。でも、カナダでいうところの法人って何があるの? 何種類あるの?
調べ始めたのが11月末。12月上旬にはこんな表ができてました。
いや、そりゃさ、青レンジャーが有能なのは定番だけどさ、有能すぎでしょ。。。
さらに青レンジャーは、教員を雇用するために雇用主が支払うべき労災保険なども調べて表にしてしまいました。
赤レンジャー、さくっと弁護士に問い合わせ
赤レンジャーは、さくっと弁護士にEメールを書いて、どの法人で行くべきか問い合わせをし、上の□で囲んだ方向に向けてGoってことが決定。つまり、私たちが作っている組織は、国レベルのNPO法人を目指すのが良さそう。soliciting(寄付金を募る)団体にすることも可能だし、チャリティ団体にすることも可能ってことになりました。
払わなくちゃいけない保険とか税金とか
日本にあるものは、きっとカナダにもあるだろうってことで、調査。
雇用主が払わなくちゃいけない保険とか
どうやら以下のものを支払わなくちゃいけないらしい。
- Employer Health Tax(EHT):健康保険のようなもので、全従業員に支払う給与の1〜2%を雇用主が支払う(事業所の規模によって違う)
- Canada Pension Plan(CPP) :厚生年金のようなもので、(年給与-3500ドル)x0.0495を雇用主と被雇用者の両方が出す。例えば年間給与が10,000ドルなら321.75ドルを、雇用主側と被雇用者側の両方(合計643.50ドル)で積み立てる
- Employment Insurance(EI):失業保険のようなもので、年給与x0.0163×1.4を雇用主が、年給与x0.0163を被雇用者が支払う。例えば年間給与が10,000ドルなら228.20ドルを雇用主側が、163.00ドルを被雇用者側が(合計391.20ドル)支払う
- Workplace Safety and Insurance (WSI):労災保険のようなもので、全従業員に支払う給与の2〜3%程度(業種によって違う)
- Vacation pay:有給休暇の買取のようなもので、年給与の4%を支払う。年間2週間以上の有給休暇が使われなかった場合には、Vacation Payによって買い取る
お金を集める場合に支払わなくちゃいけない税金とか
- 授業料を集めた場合、Harmonized Sales Tax(HST=13%)を税金として支払う。例えば、授業料が年間1,000ドルなら130ドルは税金として上乗せして集め、130ドルを税金として政府に支払う
- 何か買う場合(サービス含む)、それには13%の税金がかかる。例えば、校舎を借りるのに年間10000ドルかかる場合は、1300ドルを上乗せして支払う
- NPO法人化した場合、校舎を借りる時に支払った1300ドルの税金は申請したら半分戻ってくる(かもしれない)
読んだ法律とか、起業のためのHow to とか
- How to file an application under the Canada Not-for-profit Corporations Act:https://www.ic.gc.ca/eic/site/cd-dgc.nsf/eng/cs04957.html
- Services, fees and turnaround times – NFP Act:https://www.ic.gc.ca/eic/site/cd-dgc.nsf/eng/cs04957.html
- OPERATING RESERVE POLICY TOOLKIT FOR NONPROFIT ORGANIZATIONS:http://www.nccs2.org/wiki/images/d/df/Operating_Reserves_Policy_Toolkit_1st_ED_2011-07-28.pdf
- Reserves planning: A step-by-step approach for nonprofit organizations:https://www.grantthornton.com/~/media/content-page-files/nfp/pdfs/2013/130516-NFP-Reserves-Planning-White-Paper-130916.ashx
- How Much Surplus is Appropriate for a Non-Profit or Charity Organization:https://www.corkumfinancial.ca/how-much-surplus-is-appropriate-for-a-not-for-profit-or-charity-organization/
- Business number:https://www.canada.ca/en/services/taxes/business-number.html
- Employer Health Tax:https://www.fin.gov.on.ca/en/tax/eht/
- T4 Statement of Remuneration Paid (slip):https://www.canada.ca/en/revenue-agency/services/forms-publications/forms/t4-statement-remuneration-paid-slip.html
- Canada Pention Plan:https://www.canada.ca/en/services/benefits/publicpensions/cpp.html
- Employment Insurance benefits:https://www.canada.ca/en/services/benefits/ei.html
- Workplace Safety and Insurance Board:http://www.wsib.on.ca/
- Vacation with Pay:https://www.labour.gov.on.ca/english/es/tools/esworkbook/vacation.php
住所どうするんだろう? とか、問題は山積み
まだ調べ足りないことがあるかもしれないし、NPO団体として登録した場合、住所はどこにするかとか、理事どうすんの? とか、まだまだ解決しないといけない問題がたくさんあります。
だって、もともと、素人が教え合いっこしてただけなのに、場所借りたりして、だんだん大ごとになってきたんだもん。。。週一回しか集まってないし、個人の家を住所にするのもなんか違うし。。。理事って、そんな大げさな。。。って思うけど、任命しなくちゃいけないみたいだし(誰もやりたくないので、交代制とかになるんだろうな)。
解決すべき問題は山積みだけど、赤レンジャーと青レンジャーがいるからなんとかなる気がしてます。
まとめ
もはや、どこに向かっているのか、自分でも分からなくなっているこのブログですが、生暖かく見守っていただければ幸いです。
にしても、この組織、ちゃんとNPO法人としてカナダ政府に認められ。。。る。。。のでしょうか?
1月中旬ごろに続きを。。。(続く。。。のか?)
カナダの税金の仕組みもわかんない
英語の苦手な(私以外の人は英語得意だけど)
このアテクシ達が! 法人を作る!? だと?